唐突ですが前置きです。
①最近、短歌をつくりはじめた。
②別のところでお題をもらった「帽子」「光」。
③これはワンピでしかあるまいと。
④たぎる脳内荒れ狂うキーボード夜中のテンション
ということで、以下「帽子」「光」「ワンピ」をお題に連作です。
三兄弟エース中心マルコさんも若干。
下手の横好きご容赦ください。
粗い目の麦わら帽子透過する光となって君に触れる
光る石・山桃・椎の実・鳥の羽ひしゃげあふれるシルクハット
お気にいりを帽子の中にしまいこみ知らん顔してぴかぴかわらう
室内では帽子をとるこの癖を君は知らざり洋燈の臭きも
破れたら空いた穴から星を見るいつかかならずいつかかならず
海を汲み尽くし星を獲り尽くし君が帽子を代わりに埋めん
風をはらみ空に引かれるテンガロンとどめる糸は返り血の朱
知らんフリできない君の隠れ蓑ひさしばかりが眼光を知る
くしゃくしゃの髪を納めてくしゃくしゃに潰れてくしゃくしゃ太陽の香
血色の飾り紐に絡めとらわれし首括る果てに光のまぶしき
炎天に昼寝する莫迦枕でなく日除けにしろ莫迦悪夢よ疾く去れ
かのひとを隠したかった光から 橙色の浅き夜の夢
魂よここにとどまれこのうちに君の頭のかたちの帽子
夢の果てにきみをつれてく光はらみつぎはぎだらけの麦わらの船
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