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こんばんは。引っ越しの余韻からまだ立ち直れていないいねこです。ごめんなさい。
原因は明白でして、今まで持ってた本棚とともに引っ越してきたにも関わらず、うっかり部屋の内装にあわせた天井まである本棚に買い替えたいと思ってしまったのが運のツキというやつです。
となると当然新しい本棚を選んで注文して届くまでの2週間前後はデスクごと段ボールに埋もれて身動きがとれず、
届いた高さ240センチ×80センチの本棚を3本腐った女一人で仕事終わった後に1週間かけてちまちま組み上げ、
ようやく完成した棚に本を詰めながら、案の定うっかりしっかり読みふけりでいっこうに遅々として進まず時間ばかりが矢のごときというありさまでございました。
本を持っているみなさま必ず何度も自問するのでしょうが、何でこんなに本ばっかりあるんだろうと・・・。
こんなに本があるのにどうして毎日本を買って帰るのだろうかと茫然とする日々です。
そしてもちろん
「冷血」上下
最っ高でしたね!この他人の脳みその中に腕をつっこんで生暖かい混沌をぐるぐると永劫に掻き混ぜているような感じが!すくっては指の間からすり抜けていく思考とも感情ともつかない、何も考えていないときに考えていることのもろもろと崩れていく何かが、やおら形をもち衝動をもち生身の体を動かしていくことの信じがたいほどの無感覚さが。
そしてあいもかわらず、手も握らないくせに一緒に正月に泊りで旅行に行きやがる合田と義兄の隠微な関係が!!ちくしょうっ踊らされてやるよちくしょうと脳内でつぶやきながら何もない関係こそが一番の萌えであるという認識を新たにしたのでした。そしてネタバレになるので書かないですが、犯人二人の微妙な関係性に対する認識の食い違いに非常に身悶えました。
「ファスト & スロー」上下
数年前に、心理学者にも関わらずノーベル経済学賞をとった異色の学者、ダニエル・カーネマンの邦訳です。
行動経済学、経済心理学という分野の草分けな人で、総選挙の行方を見ながら読むにはこの上なく面白い本です。ただまあ、ここでうっかり書くのはただひとつ。この人、エイモス・トヴェルスキーという共同研究者がおりまして。若いころに知り合って、二十年近くともに研究し、アイデアを出し合い、ノーベル賞を受賞した論文も共著だったのですが、受賞する前にエイモス氏は59歳の若さで亡くなってしまう。栄誉を分かち合うはずだった友人の死。本書の献辞にはただ一文。
エイモス・トヴェルスキーを偲んで。
・・・・・・・・・・・・なんにでも萌えてしまう自分が憎い。
面白い本です。本当です。
(でも、この本で脳の説明をするのに使う、システム1、システム2という疑似人格も、「視野が広くて決断が早くて、機嫌がいいと高い能力を発揮するけど、基本ミスをしやすいシステム1」と、「論理的思考に長け、問題解決能力があり、時間をかけて合理的な判断をするけど、基本怠け者なシステム2」だったら、システム1×システム2のへたれ攻だよなーとか思ってしまうあたりがまさに腐脳というかダメ人間というか・・・)
あと、現在読んでるのは「ニンジャスレイヤー1 ネオサイタマ炎上」です。油断すると電車の中で「Wasshoi!」と叫びたくなります。どういう読書嗜好か我ながらまったく理解不能です。
こよよいさま>いつもなんだかすみません・・・。気づいたら1か月近く更新していないというありさまでしたが、困ったことに体感時間は2週間くらいでした・・・。
1441@エースのベッドとは!?ふおぉぉ読みたいともがきつつ、でもお仕事忙しそうなので、お暇ができたらぜひ!と自らの更新もしていなのに言ってみます。
いつもありがとうございます。生きてます。猫に開けられた穴はきれいな三角になっております。
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