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東京の音は中空からわいてくる

高村薫の新刊「冷血」が待ち遠しいこのごろです。
隣の席の同僚と、兄貴は出るのか、いや出ないらしいよ、と事前情報を交換しつつ、
女史の必殺加筆修正でちらりとでも出てくれないかなと祈る日々です。
いねこは「リヴィエラ」が好きで、もちろん「神の火」も「照柿」も「わが手」も大好きなのですが、
どう考えても悪くてダメで非道で色気のある登場人物をぼんやり脳内ランキングしてたとき、
1位 腐野淳悟(私の男)
2位 洪考賢(ハルビン・カフェ)
3位 ノーマン・シンクレア(リヴィエラを撃て)
比較的直近で読んだ本が反映されるいねこの脳内ランキングのわりには
奴だけは延々と居座ってくれます。
そして「私の男」は最高です。冒頭傘を盗むシーンでやられた。

新刊12月1日予定です。
(関東圏はもうちょっと早く入ります)

追記で少し。(11/22)
高村女史の中で繰り返し使われるモチーフとして、
人の女を、その人間のベッドで寝盗る。
というものがあるのです。とりあえず思い出すだけで、
合田と加納と貴代子、シンクレアとエイドリアンと恵安、一彰と教授とその妻(名前忘れた)
友人のベッドでその友人の女を寝盗る(加納の場合は妹ですが)という、
この上ない背徳感と征服欲。裏切りと一種の甘え。共犯意識と常につきまとう罪悪感。
それが混然一体となって強烈な萌えを醸し出すわけですが、まあ、ふと思っちゃったのが、

マルコさんとエースの初めてが、サッチのベッドだったら、超萌える。

というどうしようもなくダメダメな腐脳の産物だったわけで、
本当生きててすみませんと思いつつも、これ、
マルエーでもいけるけど、サチマル過去ありの、エーマルでも俄然イけるとか、
いっそ未遂でもいいなら42でもありじゃねぇのと暴走した挙句、
あ、この構図だと女のポジションって当て馬じゃん(寝盗った男と、寝盗られた男の
隠微な葛藤と人間関係にこそ真髄があるため。例:合田と加納)と思って、
エースが当て馬になるなんて許さんという思いからこの案はボツになったのでした、
という顛末までを脳内で繰り広げて一人がっくりきていたのを
とりあえず王様の耳はロバの耳としとこうかと。
・・・・・・・・・なんかいろいろすみません。


以下拍手れすなど

よいさま>おおっ!!寺山=エース説に反応してくださるとは!!そうなんです!寺山の叫びはエースの叫びなのですよ。舞台と時代感が違うので言葉をそのまま使えないのですが、ことごとく引用したい歌ばかりです。あと、鳥のモチーフもよく出てくるのですが、撃つイメージとワンセットのことが多くて、「わが撃ちし鳥は拾わで帰るなりもはや飛ばざるものは妬まぬ」とか読むと、通常の脳みその裏側で腐脳みそがぐつぐつとたぎるわけです。それから、一本の骨をくわえる犬のモチーフが好きで、エースの後ろ、あるいは前を歩く、一本の骨をくわえた老犬という絵が最近のいねこの脳内背景画です。と、うっかりべらべらまくし立ててすみません・・・。いつもありがとうございます!





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