『愛する者は自己を忘れて、しばしば盲目的に行動するし、それがまた情熱という言葉にはふさわしいのだが、しかし人間の魂は決して愛することだけで充たされる筈はない。つまり自己の孤独をわすれるほどまでに熱中するというのは、彼の持つ孤独が脆弱であるか、或いはその脆弱な孤独を自分でも嫌っているかであり、その場合の孤独は彼自身の本質をなすものではないから、愛は単に孤独からの脱出ということになる。このように自己の孤独を無視して相手のことばかり考えている人間は、結局は相手の孤独をも無視しているわけである。』(福永武彦)
そんでもって、エースは自分の孤独と向き合えばいいと思うのよ。
PR